2006年11月23日
【グリップとは!VOL2】
【グリップとは!VOL2】
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さて、前回に引き続き今日はグリップについてお話しましょう。
前回は
目的と目標の違いについて
そして、またグリップは目標である事をお話しましたね。
目標は自分で立てる事が大切である事もお話したと思います。
つまり、グリップは自分で工夫して見つけるのが本質なのです。
ですから、プロの選手達は誰一人他の人と同じグリップで握っていないのです。
場合によっては握り方の名称すら知らないほどです。
これは自分自身で工夫し見つけてきた証拠です。
とはいうものの自分だけで最適なグリップを見つけるには
時間のロスがありますから、
今回は自分でグリップを見つける為のポイントについてお話しましょう。
まず一番大切な事は目的をはっきりとさせることです。
この目的によってグリップが決まるのです。
目的が曖昧だと最適なグリップは見つける事ができません。
それは、行き先がはっきりとしないのに、交通手段を決める事ができないのと
とてもよく似ています。
まずもう一度目的をはっきりとさせましょう。
サービスなら
「相手のサービスエリアへどんな回転のどんなボールを打つ事が目的なのか?」
ストロークなら
「相手コートにどんな高さのどんな回転のボールを打つ事が目的なのか?」
このような目的をはっきりとさせましょう。
もちろんこのような目的はテニスの技量によって
変わってきます。
初心者のプレーヤーなら相手コートに返球するだけが目的かもしれません。
それはそれで構わないのです。
技術の進化に伴ってグリップも同様に進化していくべきものだからです。
さて、次のポイントは
自分の打ったボールを良く見る事です。
つまり、目的は達成されているのかどうかを良く見る事です。
もちろん目的が達成されていれば問題はありません。
ですが、目的が達成されていないのなら
グリップに問題があるケースがあるのです。
目的であるボールと比べて今のボールはどこがどんな風に違うのか?
しっかりと見比べてみてください。
高さや回転、コース、スピードなどしっかり見比べてみましょう。
そして、違いに気づいたら自分なりに工夫してみましょう。
「握る角度を変えることでラケット面の角度の調整する」
「手首の角度を変えることでラケット面を調整する」
「掌の中でのグリップの角度を変える事でラケットヘッドの角度を調整する」
これらの事を感じながら自分なりに工夫する事が大切です。
そうする事で自分なりのグリップが短時間で見つかるはずです。
ただ、目的が達成されない原因はグリップだけが原因ではない事が多々あります。
その場合は別の原因も同時に分析していく必要があります。
グリップはあくまでも目標です。
一つの目標のみに集中しすぎると本来の目的を忘れてしまう事があります。
あくまでも大切な事は目的を達成する事である事を忘れないようにしましょう。
それでは今日はこのへんで!
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それでは、今日はこのへんで!
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